act 5

ラジオセンター再建
Reconstruction of Radio Center
ラジオセンター再建

昭和30年2月の火災はラジオセンターの人々を再度奮い
立たせました。
翌日より早くも迷惑をかけた関係者に詫びに回る山本の
姿が見受けられました。
その姿を見たテナント経営者も再起に向けて立ち上がります。
秋葉原駅前広場の一区画(現在のJR東日本秋葉原ビル
があるところ)を借り受けることに成功し、火災から約2週間後
には仮社屋を建設、営業を開始する人々の姿がありました。

山手線、京浜線、総武線をストップ、首都圏の人々にご迷惑
を掛けたことを深く胸に刻み、再び火災を出さないよう 反省の
意をこめて不燃性の高い鉄筋コンクリートを選び、4階建ての
ビルの建設を開始、その年の暮れに完成、営業を再開したのです。

このビルは現在も余裕カクシャクとして人々に使われています。

                                 written by Y.Y.

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