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Reconstruction of Radio Center ラジオセンター再建 昭和30年2月の火災はラジオセンターの人々を再度奮い 立たせました。 翌日より早くも迷惑をかけた関係者に詫びに回る山本の 姿が見受けられました。 その姿を見たテナント経営者も再起に向けて立ち上がります。 秋葉原駅前広場の一区画(現在のJR東日本秋葉原ビル があるところ)を借り受けることに成功し、火災から約2週間後 には仮社屋を建設、営業を開始する人々の姿がありました。 山手線、京浜線、総武線をストップ、首都圏の人々にご迷惑 を掛けたことを深く胸に刻み、再び火災を出さないよう 反省の 意をこめて不燃性の高い鉄筋コンクリートを選び、4階建ての ビルの建設を開始、その年の暮れに完成、営業を再開したのです。 このビルは現在も余裕カクシャクとして人々に使われています。 written by Y.Y. |